鑑定評価考察

鑑定評価は、鑑定評価基準(以下「基準」)に則った評価の事を言いますが、「ご挨拶」で述べました通り、社会経済の移り変わりとともに、「基準」も少なからぬ改正・変更が行われていきます。私が、実務修習を事実上修了した昨年10月にも、基準改正が行われました。(不動産鑑定情報参照)

また、実務上は、特に手法適用において、「基準」だけで評価を行う事は不可能であり、日本不動産鑑定士協会連合会において、様々な研究・研修が行われ、その成果物としての基準・手法に係る留意事項・実務指針等が公表されており、私も、実務修習において、それらを踏まえた評価実習を行ってきた所です。

「基準」を一度ご覧になればすぐお分かり頂けると思いますが、「基準」は、極めて普遍的に記述されており、この点、極めて抽象的でもあり、容易に理解しがたい所があります。

従って、これも、「ご挨拶」で述べました通り、「普段の勉強と研鑽」が、「基準」において鑑定士に課せられた「責務」とされております。

このページでは、以下、この様な「基準」・手法等鑑定評価に関わる考えにつき、適宜、記述して行きたいと考えております。